ハッピーバースデイ物語

9f58f74e.jpgザッザッザ…。

A「なんだ貴様は…?」

B「俺か?俺の名は27才。貴様を倒しに来た…。」

A「フッ…。前にも同じような事を言って倒された奴がいたな…。確かそいつは26才とか言ってたかな…。」

B「俺と奴とを一緒にするなよ…。」

A「お前は奴より弱い。わかるんだよ。貴様にはこの俺は倒せん。絶対にな!」

B「ほざけー!!!!ワタァーー!!!」

ブワッ!ヒューーーーン!!
Bのパンチが地面を突き刺し、大地を崩壊させる。
ズドーーン!!!

B「はっはっは。この俺の力に手も足も頭も出なかったようだな。…。
 ん!!? い…、いない!!!?」

A「こっちだ。貴様のそのオッサン拳では、私のピーターパン症候群には勝てぬのだよ!!」

B「バ…、バカな…!?」

A「まだ解らぬか…。26才~28才までは同じなんだよ!!貴様がいくら、もがいた所で30には近づけぬのだ!!」

B「そ…、そんな…。」

A「解るか?(30に近くない=まだまだオッサンではない)なのだ!!! はっはっはっはー!!」

B「ま…、まさか…、ここまでピーターパン症候群の力が強いとは…。」

A「私を倒す事が出来る存在…、それは30才だよ。今29才が私を倒そうと必死に修行中だがな。あと2年後に彼はやってくるだろう…。貴様はそれまでのお遊びさ。」

B「く…、くそったれが…。か…、体が、う…、…動かない。」

A「恐怖で何も出来まいか?レミオロメンの「3月9日」という曲を聞くべきだったな…。」

B「ば、ばかな!?そんなタイトルの曲があるなんて…!?」

A「最後に貴様に一つ言っておかないといけない事がある…。」

B「な、なに?」

A「ア…ハァッピー…バースデェイ…チュー…ユフゥー。 サンキュー。」

ズババババーン!!!

Aは、また一つ成長する…。
こうして27才の訪れが終わりを告げた…。
それは春の訪れの様に、まるで静かで何もなかったようにも思える程に…。

2006年3月9日(木)4:36

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Posted by akiraboy